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2022.10.12
不動産売却時に受け取る購入申込書とは?書類の見方や注意点もご紹介!
不動産売却にあたって購入希望者が実際に現れると、相手から購入申込書が送られてきます。
しかし、購入申込書とは何なのか、どのように扱えば良いのかわからなくて困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、購入申込書とは何か、書類の見方や注意点もあわせてご紹介します。
不動産売却時に買主から送られてくる購入申込書とは?
購入申込書とは、現在売り出し中の不動産を購入したい旨を買主が売主に表明するための書類です。
売買契約書に似ていますが、購入申込書はあくまで買主が意思表示をするための書類であり、法的な拘束力はそれほど高くありません。
購入申込書が届いた段階において売買契約はまだ白紙であり、買主による購入のキャンセルや売主による売却の拒否も可能です。
このように購入申込書は売買契約書とは異なるものですが、以後の売却手続きを進めるために役立つ情報がいくつも載っているため、内容にはしっかり目を通す必要があります。
不動産売却における購入申込書の見方
購入申込書の各項目のうち、まず買主の欄には購入希望者の情報が載っているため、どのような方が物件に興味を持っているのかを確かめてください。
次に売買価格の欄に載っているのが、購入希望者が提示している物件価格です。
不動産の値段は交渉の結果で決まることが多く、買主からも希望額が提示されるため忘れずにチェックしておきましょう。
手付金の項目に載っているのは、売買契約が締結された際に買主から支払われる金額のことです。
一般的には物件価格の5~10%にするものですが、金額は売主と買主の合意により自由に決められるため、買主の希望額がやはり載せられています。
住宅ローンの項目には、融資を利用するのかどうか、いくら借りる予定なのかといったことが書かれています。
このようなさまざまな項目から、誰が・いくらで・どのようにして物件を買おうとしているのかが把握できるのです。
不動産売却時の購入申込書に関する注意点
購入申込書が届いた際には、まず購入希望額を注意して確認しましょう。
購入希望額は売主の希望価格からいくらか値引きされていることがほとんどであり、提示された価格の妥当性を考えたうえで売却の可否を判断することが大事です。
手付金の額が安すぎたり、買い付け日から購入希望日までの期間が長すぎたりしないかも、購入申込書にて注意したいポイントに挙げられます。
手付金が安い場合は手付放棄による契約解除をおこないやすく、購入希望日まで日が開くと買主の判断に迷いが生じるため、キャンセルになる可能性が高くなってしまいます。
まとめ
不動産売却にあたって買主から受け取る購入申込書は、相手が希望している購入条件を把握するために役立つ書類です。
購入希望額や手付金の額などに注意しながら全体に目を通し、相手と売買交渉をおこなうかどうかを最終的に判断すると良いでしょう。
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