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2022.11.07
不動産売却における分筆とは?メリットや方法をご紹介!
土地を売却したいけれど、全部ではなく一部のみ売却したいという方もいらっしゃるでしょう。
そんなことできるの?と思われる方もいるかもしれませんが「分筆」という方法があります。
この記事では不動産における分筆のメリットや方法についてご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
不動産売却における分筆とは
分筆とは一つの土地を二つ、三つと複数の土地に分けることを言います。
なぜ分筆と呼ばれるのかというと、土地の数え方が「筆」と使用し、一筆、二筆と数えるためです。
分筆したらその旨を登記することで土地を二つに分けることができます。
土地一つにつき建物一つしか建設できないというルールがあるため、分筆することで建物を建てられる土地を売却することができるのです。
土地を売却したいけれど、一部のみ売却したいという場合は分筆することで可能になるのです。
不動産売却での分筆のメリットとデメリット
分筆することで次のようなメリットを得ることができます。
●土地の一部を売却したり、分割した土地を単独で所有したりできる
●分筆した土地それぞれを農地と宅地のように地目を分けることができる
一方で次のようなデメリットもあるので注意が必要です。
●土地が狭くなり、理想の建物が建てられなくなる可能性がある
●登記が別々になるのでいろいろな手続きが面倒になる
●土地を分けたがゆえに使い勝手が悪くなる
また、メリット・デメリットの両方に関係してくるのが税金です。
建物付きの土地の場合、特例により固定資産税を安く抑えることができます。
しかし、分筆によって土地のみとなってしまった場合は、減税の特例から外れてしまい固定資産税が高くなるケースもあります。
このように分筆にはメリットとデメリットが存在するのです。
不動産売却にて分筆をおこなう方法とは
不動産の分筆と聞くと難しく感じるかもしれませんが、実際はそうではありません。
まずは土地家屋調査士に分筆業務を依頼しましょう。
すると依頼された土地家屋調査士は事前調査として登記簿謄本や公図・測量図の確認をおこないます。
次に境界確定測量をおこない境界を確定し、分筆案を作成し境界標を設置します。
このときには隣の土地の所有者の立会いと同意が必要であり、県道・市道が前面道路の場合は役所にも立ち会ってもらう必要があります。
最後に土地の分筆登記をして完了です。
個人でおこなうことはほとんどありませんが、土地家屋調査士への依頼料として20万円~30万円ほどかかることを覚えておきましょう。
登記が完了したら、登記完了証と登記識別情報通知書を受け取ります。
まとめ
不動産の分筆は、専門家に依頼するだけなので実は意外と簡単です。
しかし、費用や手間はかかり、デメリットも存在します。
土地を有効活用したい、一部売却したいとお考えの場合は、ご紹介した費用やデメリットを考慮のうえ、分筆を検討してみてはいかがでしょう。
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